STEP 4. 初めてクラウドファンディングを準備する個人向けのリワード設計ガイド
更新日:2026年7月6日
経験型プロジェクトのための
リワード設計ガイド
この記事を読めばわかります
- リワードは、サポーターにとって「このプロジェクトに参加した」という証です。
- はがき1枚でも、名前1行でも、オンライン通話1回でも、リワードになり得ます。形に正解はありません。
- リワードの選定から金額の設定まで、このガイド一つあればすぐに設計できます。
01. リワードとは?
リワードとは、プロジェクトに参加したサポーターへの感謝のしるしとして提供される商品やサービスのことです。 ささやかな手書きの手紙も、支援者の名前を掲載することも、プロジェクトの結果をまとめたニュースレターも、すべてリワードになり得ます。 難しく考える必要はなく、自分のプロジェクトで有意義な体験を提供できるものにすればいいのです。
なぜ必要なのでしょうか?
リワードは、プロジェクトへの参加を特別な体験にしてくれます。サポーターはリワードを通じて、単なる応援にとどまらず、プロジェクトを共に完成させたという実感を味わうことができます。特に体験型プロジェクトの中でも、支援・ファンダムカテゴリーのクラウドファンディングは、リワードを「商品」ではなく「応援への感謝と参加への報い」として設計することで、より多くのサポーターの参加を引き出すことができます。
体験型プロジェクトなら必ず考慮すべき点
1. プロジェクト開始後にリワードを変更できますか?
公開後は、金額、数量、内容、配送条件を変更することはできません。リワード名、説明、画像程度しか修正できないため、公開前に綿密に設計しておくことが重要です。
2. 収益が目的ではないのですが、リワードは必ず提供する必要がありますか?
はい、リワードは必ず必要です。サポーターはリワードを受け取れるという約束を信じてクラウドファンディングに参加するからです。ただし、リワードが必ずしも実用的であったり、豪華である必要はありません。サポーターが「このプロジェクトに参加した」と感じられるのであれば、手書きの手紙、名前掲載、成果物の共有といったささやかなリワードでも、十分に意味のある参加理由になり得ます。
02. 体験型プロジェクトのリワードの構成方法
1) リワードを決める
自分のプロジェクトでどのような有意義な体験を提供できるか悩んでいるなら、下の表を参考にしてください。実際、wadizでは実物のリワードからデジタル、体験型リワードまで、様々な形態のリワードが提供されています。
| タイプ | リワードの例 | プロジェクトの例 |
| 実物のリワード | ポストカード、Tシャツ、ステッカー、フォトカード、バッジ、グッズ | 子供たちの原画を使った30枚のポストカードセット |
| デジタルリワード | ニュースレター、支援レポート、音源、動画、Notionテンプレート | 江原道山火事のクラウドファンディング資金の使用記録 |
| 体験型リワード | 感謝状、支援者名簿への掲載、イベント参加権 | シン・ヘチョル記念ベンチ建設プロジェクトの感謝状 |
リワードの種類の選び方のヒント
- サポーターに日常生活の中でこのプロジェクトを頻繁に思い出 してもらいたいですか?→ はがき、Tシャツ、カレンダーなど
- プロジェクトが生み出した成果を一緒に分かち合いたいですか?→ クラウドファンディングレポート、活動ニュースレター、感謝動画など
- サポーターがこのプロジェクトの一部として記録されることを望みますか? →支援者名簿への掲載、現場でのクレジット記載など
- サポーターと直接交流する機会を作りたいですか? → イベント参加権、オンラインビデオ通話など
2) リワードの構成
① 「商品販売」ではなく「感謝・参加への報い」
支援者名簿への掲載、感謝のはがき・手書きの手紙、結果レポート、プロジェクトの目的・対象に関連したグッズなど、「プロジェクトの意義を込めたリワード」を準備し、紹介してください。

出典:視覚障害のあるランナーと一緒に走るガイドランプロジェクト(137%達成)
② 参加感の演出:サポーターを「プロセス」に招待する
「クレジット/エンディングへの名前掲載」、「制作過程のリアルタイム共有」、「完成品第1号の贈呈」、「オフライン集会の招待」のように、成果物にサポーターの痕跡を残すリワードは、支援・ファンダム・クラウドファンディングプロジェクトならではの強力な動機付けとなります。

出典:ウガンダ音楽教育支援プロジェクト(210%達成)
③ アーリーバードオプションは控える
一般的なプロジェクトでは売上を伸ばすためにウルトラ/スーパー・アーリーバードリワードを設計しますが、支援・ファンダムクラウドファンディングは売上を目的としていないため、アーリーバードオプションは控えてください。オプションを設定すると、支援の目的に真摯さが感じられなくなる可能性があります。
④ 透明性:結果の共有をリワードに
「使用明細レポート」、「領収書・写真の公開」、「活動結果報告書」をリワード項目に明記すれば、サポーターは資金が約束通りに使われたことを確認でき、より信頼してクラウドファンディングを行うことができます。
リワードは単品またはセットで構成できます。単品はリワードを1つだけで構成する方式で、セットはリワードを組み合わせてより充実した内容にする方式です。セットの構成方法は大きく分けて2つあります。
- より豊かな体験を提供する関連セットの構成
- 類似したリワードを組み合わせて提供することで、サポーターはプロジェクトをより深く体験できます。
- 例:感謝の手紙+結果レポート、保護犬の絵葉書+散歩ボランティアガイドブック
- 参入障壁を下げる段階別のセット構成
- 気軽な応援から積極的に応援したいサポーターまで、それぞれの気持ちの大きさに合わせて選ぶことができます。
- 例:支援者名の掲載/支援者名の掲載+支援レポート/支援者名の掲載+支援レポート+イベント参加権
⑤ リワード名は、サポーターがリワードを記憶するための最も重要な情報
テンプレート:[リワードの目的] + [リワードの形態] + [構成/数量]
- リワードの目的:このリワードがどのような意味を持っているか(例:感謝、応援、お祝い、記念など)
- リワードの形態:サポーターが実際に受け取るもの(例:はがき、ニュースレター、参加権など

⑥ 一目で理解しやすいリワードの説明
サポーターが実際に受け取る内容を正確に理解できるよう、リワードの構成、数量およびオプション、提供方法、説明などの項目を含めてください。

2) おすすめのリワード構成例
参加するサポーターが応援や支援のやりがいを感じられるよう、リワードの名前と構成を整理してみてください。
例1. 支援/クラウドファンディング
| リワード名 | 支援金 | リワードの内容 |
| 第一歩 | 10,000ウォン | プロジェクトへの支援、お礼メッセージ |
| 心温まる一食 | 30,000ウォン | プロジェクトへの支援、お礼のメッセージカード、ステッカー |
| 温かい住まい | 50,000ウォン | プロジェクトへの支援、感謝はがき、ステッカー、エコバッグ |
| 命をつなぐ支援 | 100,000ウォン | プロジェクトへの支援、感謝はがき、ステッカー、エコバッグ、支援者名の掲載 |
| 希望を育む共走 | 300,000ウォン | プロジェクト支援、全リワードグッズ、活動結果レポート |
例2. アーティスト・クラウドファンディング
| リワード名 | 支援金 | リワード内容 |
| スタート応援 | 5,000ウォン | プロジェクトへの応援 + デジタル感謝メッセージ |
| 初作品への応援 | 10,000ウォン | 作品1点 + 感謝カード |
| デビュー作への応援 | 20,000ウォン | オリジナル作品1点 + 限定グッズ1点 |
| 制作パートナーになる | 30,000ウォン | 作品1点 + 限定グッズ1点 + クレジットへの名前掲載 |
3) リワード比較の一覧
| 区分 | ビジネス型クラウドファンディング (支援・ファンダムカテゴリー以外) |
体験型(支援・ファンダムカテゴリー) | ||
| 支援・キャンペーン型クラウドファンディング | アーティスト・クラウドファンディング | コミュニティ型クラウドファンディング | ||
| 開設資格 | 個人、個人事業主、法人 | 支援:個人(未成年者を含む) キャンペーン:個人および事業者全般 |
個人、個人事業主、法人事業主 | |
| リワードの本質 | 宣伝したい製品・サービス | 応援への感謝・参加の証 | 創作物(独占/限定版の成果物)および芸術的体験の提供 | イベント・集まりへの参加およびコミュニティ体験の提供 |
| 金額設定の基準 | 製品の単価 | 応援の気持ち | 創作物の制作費用および収集・消費価値 | 運営費およびプログラム参加の価値 |
| 既製品のリワード | 不可 | 許可(付加的な特典の範囲内) | 不可 | 許可(集まりに必要な物品など) |
| サポーターの信頼ポイント | 製品の品質・スペック | 使用計画および結果レポートの透明性 | 作品のクオリティおよび使用計画の透明性 | 専門性および明確なプログラム構成 |
4) 支援・キャンペーン・クラウドファンディングで実施可能なリワード
支援・ファンダムカテゴリーのうち、支援・クラウドファンディングでは、法的に必須の資格や安全に関する書類の提出が求められないリワードのみ実施可能です。
| 支援・クラウドファンディングで提供可能なリワード | 支援・クラウドファンディングでは提供できないリワード |
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ヒント!実物のない体験型・デジタルリワードの場合は、「受け取った時の感覚」を視覚化することが重要です。
- 活動レポート → レポートのレイアウトや構成を示すモックアップ画像
- 支援者名の掲載 → 名前が掲載されるリストや、イベントの様子を収めた写真
- オンラインビデオ通話 → メイカー本人の写真
03. リワード金額の設定方法
1) リワードの種類および構成の確定:どのようなリワードを、いくつの構成で提供するかをまず決めます。
2) リワードごとの金額算定:制作費、プロジェクト実施費用を合算して、各リワードの金額を決定します。
3) 購入者数の予測:各リワードを何人が購入するかを予測し、それらをすべて合計して目標金額の達成が可能か確認します。
よくある質問(FAQ)
Q. リワードを提供しなくてもいいですか?
A. wadizでは、リワードが一切提供されない寄付形式のリワードは設計できず、法的必須要件や安全に関する書類の提出が求められないリワードのみ実施可能です。
Q. リワードがはがきや感謝の手紙のように質素なものでも、サポーターは参加してくれますか?
A. 意義や楽しさを追求するタイプのプロジェクトでは、サポーターはリワードを得るためにプロジェクトに参加するわけではありません。一緒にプロジェクトを達成したいという思いから参加するのです。重要なのは、リワードにプロジェクトの真摯さがどれだけ込められているかということです。
Q. 実物のリワードではない場合、リワードの写真はどのようにすればよいですか?
A. 実物がない場合は、サポーターが受け取った時の様子を伝える写真で代用すれば大丈夫です。支援レポートであれば支援対象の写真を、イベントであれば関連する現場の写真を掲載すれば十分です。
Q. 500万ウォンを超えるリワードを設定することはできますか?
A. 「支援・ファンダム」カテゴリーのうち、「支援・キャンペーン」クラウドファンディングについては、1件あたり500万ウォンを超えるリワードを設定することはできません。また、1人のサポーターが「支援・キャンペーン」クラウドファンディングプロジェクト1件につき、500万ウォンを超えて支援することはできません。
Q. 公開後にイベントの日程が変わったり、リワードの内容を変更したい場合はどうすればよいですか?
A. リワード金額、リワード詳細、数量制限、国および送料、リワードの構成およびオプションは、本クラウドファンディングの公開後は修正できません。リワード名、リワードの説明、代表画像、アーリーバード特典バッジ、新規リワードの追加は、公開後も可能です。
| 項目 | 公開前 | オープン後 |
| リワード金額 | 修正可能 | 修正不可 |
| オプション(色、サイズなど) | 変更可能 | 変更不可 |
| 数量制限 | 変更可能 | 変更不可 |
| リワード名 / リワードの説明 | 編集可能 | 編集可能 |
| 新しいリワードの追加 | 追加可能 | 追加可能 |
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まず、自分のプロジェクトでサポーターに何を提供できるかを考えてみてください
はがき1枚でも、名前1行でも十分です。リワードは、サポーターに「私の味方になってください」と伝える最初の挨拶ですから。リワードの設計まで完了したら、いよいよ始める準備が整いました。
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